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章なし

  • 国体

    33%

※数字(%)は出題頻度

近現代の公園に関する次の文章を読み、下の問いに答えよ。(史料は、一部省略したり、書き改めたりしたところもある。)

 公園のなかには国家がさまざまな節目や行事を記念して設置したものがある。たとえば1965年に開園した水元公園(東京都葛飾区)の歴史は、1940年の「紀元二千六百年奉祝典」をきっかけとした水元緑地の計画にさかのぼることができる。このときの「奉祝典」は、「ⓕ国体の精華(注)を発揮」して国難を克服することを呼びかけて挙行され、各地で記念行事が行われた。
 1968年には、佐藤栄作内閣が明治百年記念式典を開催して、日本の近代化の成果をたたえた。これにともない、国土の緑化や歴史の保存・顕彰などの記念事業が、全国各地で実施された。このとき建設省は、全国で10か所の「明治百年記念森林公園」を指定した。ⓖ維新百年記念公園(山口県山口市)や、佐賀県立森林公園(佐賀県佐賀市)などが、これにあたる。

(注)精華:すぐれたところ。
下線部ⓕに関して述べた文として正しいものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
  • (1)

    • 陸軍省は『国体の本義』を刊行して、国民に向けて国体の尊厳を説いた。

      誤り。陸軍省ではなく「文部省」。
    • 治安維持法は、国体の変革と共産主義否認を目的とする結社を禁止した。

      誤り。共産主義ではなく「私有財産制度」。
    • 田中義一内閣は治安維持法を改正し、最高刑を死刑へと引き上げた。

      正しい。
    • ポツダム宣言には国体護持を保証する条件が記されていた。

      誤り。国体護持(天皇制の維持)記されていなかった。国体護持のみを条件にして受諾した。
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