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問題

近代の人口調査に関する次の文章を読み、下の問いに答えよ。

近代国家にとって、人口の正確な把握は重要な政策課題であった。日本では1879年に行われた「甲斐国現在人別調(にんべつしらべ)」が、その試験的な調査となった。しかし、全国的な調査としての国勢調査の実施には、なかなか至らなかった。統計学者や帝国議会からの働きかけもあり、1902年に[ ⓐ 第1次桂太郎内閣 ]は、国勢調査を実施するための法律を制定した。法律では3年後に、第1回国勢調査実施を予定していたが、[ ア ]のために実施は無期延期となった。一方で園内各地では、統計講習会や人口調査が行われ、国勢調査を現場で担う人材が、幅広く養成されていったのである。
結局、[ ⓑ 第1回国勢調査 ]は1920年、法律の制定から20年近く後にようやく実施された。この調査は日本内地のみならず、植民地においても実施する計画であったが同鮮では前年の[ イ ]の影響により実施されなかった。
[ ⓑ ]が実施された当時の内閣について述べた文として正しいものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
  • (1)

    • 鉄道の拡張などの積極政策や小選挙区制導入により、総選挙で圧勝した。

    • ロシア革命への干渉に乗り出し、シベリア出兵を開始した。

    • 貴族院や官僚の勢力を背景にして、超然主義の立場を明らかにした。

    • 海軍高官らの汚職事件への国民の批判が高まり、退陣を余儀なくされた。