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章なし
問題
原始・古代の漆と香の文化に関する次の文章を読み、下の問いに答えよ。(史料は、一部省略したり、書き改めたりしたところもある。)
漆は日本列島内に産するが、香木などの香の原料はおもに熱帯アジア原産で、6世紀の仏教伝来とともに日本に伝わったとされる。法隆寺に伝えられていた香木には、7・8世紀の中央アジアの商人が使用したソグド文字の印やパフラヴィ一文字が刻まれておりⓒアジアに広がる香の交易が想定できる。原産地からソグド商人らの手を経て中国や朝鮮半島にもたらされ、外交使節や商人らによって、日本に伝えられたのである。 平安時代、香は陶磁器などと並ぶ高価な輸入品であったが、ⓓ仏教の儀式や、貴族の生活のなかでさかんに用いられた。交易はおもにⓔ九州の大宰府を通じて行われ貴族らも九州へ使者を派遣して、来航した中国商人らから競ってこれを購入した。日本からは、金や水銀、硫黄、漆器などが輸出された。
下線部ⓔに関連して、大宰府にかかわる出来事に関して述べた次の文Ⅰ〜Ⅲについて、古いものから年代順に正しく配列したものを、下の選択肢のうちから一つ選べ。
I 刀伊(女真人)が九州北部に来襲したが、大宰権帥の藤原隆家によって撃退された。 Ⅱ 政府は九州北部の要地を防衛するために、水城や大野城を築いた。 Ⅲ 右大臣の菅原道真は失脚し、大宰権帥に左遷されて任地で死去した。
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解説
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