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【薬学実践】病態

  • 貧血

    40%

※数字(%)は出題頻度

52歳男性。身長170cm、体重65kg。3年前、胃がんのため胃亜全摘切除手術を受け、近医で経過観察していた。今回の定期検診で肝転移が見つかり、化学療法導入目的で大学病院に紹介入院となった。全身倦怠感、動悸を自覚しており、貧血に対して処方1の薬剤が処方されていたが、入院時の血液検査の結果により、処方1に替えて処方2が開始された。

(処方1)
クエン酸第一鉄ナトリウム錠50mg
 1回1錠(1日1錠)
 1日1回 朝食後 14日分


(処方2)
含糖酸化鉄注射液40mg/2mL(注)
 1回1本
 1日1回 9:00am 静脈注射(側管から)
(注:コロイド性の静脈注射用鉄剤。pH 9.0~10.0)

処方2を2週間実施した後に血液検査が実施され、以下の結果が得られた。

RBC 340万/μL、Hb 10.2g/dL、Ht 30.0%、MCV 105fL、MCH 39pg、 血清ビタミンB₁₂値80pg/mL(基準値200~1,000pg/mL)、血清総葉酸値11.5μg/mL(基準値6.0~20μg/mL)

本症例における貧血治療の今後の方針として適切なのはどれか。1つ選べ。
  • (1)

    • メコバラミン注射液の筋肉内投与

    • 葉酸錠の経口投与

    • クエン酸第一鉄ナトリウム錠を増量して再開

    • プレドニゾロン錠の経口投与

    • 脾臓の摘出術

出題頻度について
  • ・出題頻度は出題数÷公開中のテスト数となっています。
  • ・出題頻度が50%なら、テストで2回に1回は出題されることになります。
  • ・出題頻度が100を超える場合は、テストで1回以上必ず出題されることになります。