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【薬学実践】病態

  • 2型糖尿病治療

    40%

※数字(%)は出題頻度

50歳男性。身長168cm、体重98kg。10年前より2型糖尿病を指摘されていたが未治療であった。健康診断の結果、糖尿病の教育入院となった。入院時に日常生活について聴取したところ、患者は1人暮らしで間食や糖質を多く含む炭酸飲料の摂取が多かった。夕食時には大量飲酒を行うなど、食生活が乱れていた。日常あまり運動していなかった。
 入院時の検査値は、血圧140/82mmHg、HbA1c 9.3%(NGSP値)、随時血糖234mg/dL、血清クレアチニン0.51mg/dL、T-Bil 0.7mg/dL、AST 60U/L、ALT 52U/L、γ-GTP 130U/L、尿糖(⁺⁺⁺)、尿タンパク(-)であった。
 入院後、以下の薬剤が処方された。

(処方1)
インスリン アスパルト(遺伝子組換え)注 300単位/3mL 1本
 1回4単位 1日3回 朝昼夕食直前 皮下注射


(処方2)
インスリン デグルデク(遺伝子組換え)注 300単位/3mL 1本
 1回8単位 1日1回 夕食後 皮下注射


(処方3)
ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物錠5mg
 1回1錠(1日1錠)

 1日1回 朝食後 7日分

本症例では日常生活が乱れていることから、運動療法を併せて指導することとなった。この患者の運動療法に関する記述のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。
  • (1)

    • 運動時の脈拍数は100~120拍/分以内に留めるように勧める。

    • 増殖性網膜症を発症して重症化しても運動療法を継続する。

    • 歩行運動を指導した場合は、消費カロリー分の食事量を増やすよう勧める。

    • 肝機能障害があるため、空腹時(食前)の運動を勧める。

    • インスリン感受性を高めるため、有酸素運動を勧める。

出題頻度について
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