全部で53問 挑戦中

【薬学実践】実務

  • 排尿回数

    40%

※数字(%)は出題頻度

35歳男性。身長175cm、体重65kg。最近、急に昼間・夜間を通じて排尿回数が増加し、口渇のため大量飲水するようになったため近医に相談したところ、大学病院を紹介され入院となった。入院時に患者は頓用で使用しているロペラミド製剤を持参した。入院後に行った検査結果に基づいて、デスモプレシン酢酸塩水和物口腔内崩壊錠による治療が開始されることになった。

デスモプレシン酢酸塩水和物口腔内崩壊錠の医薬品インタビューフォームを確認したところ、以下の図が掲載されていた。なお、デスモプレシン普通錠*を投与した場合には、エリスロマイシン投与によるAUC、Cmaxの有意な変化は認められなかった。
*デスモプレシン普通錠:デスモプレシン酢酸塩水和物400μgを含有する錠

本症例の薬物治療に関する記述のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。
  • (1)

    • デスモプレシン酢酸塩水和物口腔内崩壊錠を食後投与から食前投与に変更した場合、投与後に有害事象の発現リスクが上昇する可能性がある。

    • デスモプレシン酢酸塩水和物口腔内崩壊錠は大量の水で服用を勧める。

    • ロペラミドの併用により血漿中デスモプレシン濃度が上昇し、薬効が延長する可能性がある。

    • ロペラミドとデスモプレシンの相互作用はCYP3A4による代謝の阻害により起こると考えられる。

出題頻度について
  • ・出題頻度は出題数÷公開中のテスト数となっています。
  • ・出題頻度が50%なら、テストで2回に1回は出題されることになります。
  • ・出題頻度が100を超える場合は、テストで1回以上必ず出題されることになります。