全部で119問 挑戦中

【薬学実践】衛生

  • 耐糖能異常

    40%

※数字(%)は出題頻度

58歳男性。健康診断の結果が、体重72kg、血清クレアチニン値1.0mg/dL、BUN20mg/dL、空腹時血糖値122mg/dL、HbA1c(NGSP値)6.5%、BMI 25.6であったため、かかりつけ医を受診した。かかりつけ医での検査の結果、耐糖能異常と診断され、食事療法と運動療法を開始した。仕事上、夜勤があり、食生活が不規則で十分な改善効果が得られなかったため、以下の薬剤を処方され薬局を訪れた。患者は、この薬剤の服用は初めてで、服用方法や副作用について不安を抱いている様子であった。

(処方)
ボグリボース口腔内崩壊錠0.2mg
 1回1錠(1日3錠)
 1日3回 朝昼夕食直前 14日分

前問の服薬指導の根拠となる糖質の消化・吸収に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

前問

58歳男性。健康診断の結果が、体重72kg、血清クレアチニン値1.0mg/dL、BUN20mg/dL、空腹時血糖値122mg/dL、HbA1c(NGSP値)6.5%、BMI 25.6であったため、かかりつけ医を受診した。かかりつけ医での検査の結果、耐糖能異常と診断され、食事療法と運動療法を開始した。仕事上、夜勤があり、食生活が不規則で十分な改善効果が得られなかったため、以下の薬剤を処方され薬局を訪れた。患者は、この薬剤の服用は初めてで、服用方法や副作用について不安を抱いている様子であった。

(処方)
ボグリボース口腔内崩壊錠0.2mg
 1回1錠(1日3錠)
 1日3回 朝昼夕食直前 14日分
薬剤師がこの患者に行う服薬指導として適切なのはどれか。2つ選べ。
  • 1,おならが増えたり、下痢をしたりすることがありますが、症状が軽度の場合は心配せず続けて服用してください。
  • 2,この薬で腎臓の働きが悪くなることがありますので、尿量が減少した場合はお知らせください。
  • 3,この薬で低血糖症状が起きた時は、砂糖では改善効果が低いのでブドウ糖を摂取してください。
  • 4,この薬を食直前に飲めなかった場合は、食間でも同様の効果がありますので、食後2時間を目安に飲んでください。
  • 5,この薬は舌の下で溶かして口の中で吸収させる薬なので、水で飲み込まないでください。

✕ 前問をとじる

  • (1)

    • マルトースは、グルコースよりも小腸からの吸収効率が高い。

    • マルターゼは、α-グルコシダーゼである。

    • スクロースは、グルコースとフルクトースがa1→4結合したものである。

    • 二糖類が消化されずに小腸管腔内に滞留すると、浸透圧性の下痢を起こしやすくなる。

    • ボグリボースは、ラクトースの分解を阻害する。

出題頻度について
  • ・出題頻度は出題数÷公開中のテスト数となっています。
  • ・出題頻度が50%なら、テストで2回に1回は出題されることになります。
  • ・出題頻度が100を超える場合は、テストで1回以上必ず出題されることになります。