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【薬学実践】物理

  • 血清カリウム値

    40%

※数字(%)は出題頻度

52歳女性。若い頃からビール(350mL)を毎日6缶飲んでいた。腹部膨満感、嘔吐、四肢の浮腫を訴えて受診したところ、アルコール過剰摂取による肝硬変と診断された。受診時の検査データを以下に示す。

検査値
Na 138mEq/L、Cl 99mEq/L、K 3.9mEq/L、T-Bil 10mg/dL、Alb 2.5g/dL、AST 120U/L、ALT 99U/L、BUN 15mg/dL、血清クレアチニン1.1mg/dL、腹水(⁺)

患者は断酒とナトリウム摂取制限、スピロノラクトンによる薬物治療を始めた。後日の血液検査では血清カリウム値が5.0mEq/Lに上昇していた。

薬剤師は前問で考慮した理由以外に、今回用いた血清カリウム値の測定法(ピルビン酸キナーゼを用いる酵素法)におけるナトリウムの影響も疑った。そこで、他の測定法についても検討した。血清サンプル中のカリウム値の他の測定法として適しているのはどれか。2つ選べ。

前問

52歳女性。若い頃からビール(350mL)を毎日6缶飲んでいた。腹部膨満感、嘔吐、四肢の浮腫を訴えて受診したところ、アルコール過剰摂取による肝硬変と診断された。受診時の検査データを以下に示す。

検査値
Na 138mEq/L、Cl 99mEq/L、K 3.9mEq/L、T-Bil 10mg/dL、Alb 2.5g/dL、AST 120U/L、ALT 99U/L、BUN 15mg/dL、血清クレアチニン1.1mg/dL、腹水(⁺)

患者は断酒とナトリウム摂取制限、スピロノラクトンによる薬物治療を始めた。後日の血液検査では血清カリウム値が5.0mEq/Lに上昇していた。
血清カリウム値が上昇した理由として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
  • 1,病態の進行
  • 2,嘔吐
  • 3,断酒
  • 4,ナトリウムの摂取制限
  • 5,スピロノラクトンの投与

✕ 前問をとじる

  • (1)

    • EDTAを用いるキレート滴定法

    • イオン選択電極法

    • フレーム(炎光)分析法

    • ELISA法

    • ヨウ素を用いる酸化還元滴定法

出題頻度について
  • ・出題頻度は出題数÷公開中のテスト数となっています。
  • ・出題頻度が50%なら、テストで2回に1回は出題されることになります。
  • ・出題頻度が100を超える場合は、テストで1回以上必ず出題されることになります。