全部で26問 挑戦中

不動産の鑑定評価に関する理論

問題

地域分析に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  • (1)

    • 不動産の属する地域は固定的なものではなく、地域の特性を形成する地域要因も常に変動するものであることから、地域分析に当たっては、対象不動産に係る市場の特性の把握の結果を踏まえて地域要因及び標準的使用の現状と将来の動向とをあわせて分析し、標準的使用を判定しなければならない。

    • 同一需給圏内に存する類似地域とは、近隣地域に隣接し、その地域要因の類似性に基づいて、不動産相互の間に代替、競争等の関係が成立する地域である。

    • 同一需給圏は、近隣地域を含んでより広域的であり、近隣地域と相関関係にある類似地域等の存する範囲を規定するものである。

    • 近隣地域の範囲の判定に当たっては、自然的状態に係るもの、人文的状態に係るものに留意することが必要である。

    • 高度商業地の同一需給圏は、一般に広域的な商業背後地を基礎に成り立つ商業収益に関して代替性の及ぶ地域の範囲に一致する傾向があり、その範囲は高度商業地の性格に応じて広域的に形成される傾向がある。