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不動産の鑑定評価に関する理論

問題

物流施設及び商業施設の建物に関する個別的要因に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  • (1)

    • 物流施設については、階数、各階の床面積、天井高、柱間隔、床荷重、空調設備、エレベーター等に留意する必要がある。

    • 大規模で機能性が高い物流施設の場合は、保管機能のほか、梱包、仕分け、流通加工、配送等の機能を担うことから、これらの機能に応じた設備や、各階への乗入を可能にする自走式車路の有無等に留意する必要がある。

    • 物流施設における労働者への快適な労働環境や利便性に資する共用施設の充実度についても重要性が高まりつつあり、例えば、託児所やドライバー休憩室の有無等についても留意する必要がある。

    • 商業施設のうち、多数のテナントが入居するショッピングセンターの場合、売場面積、客動線、商品の搬入動線、防災設備の状況、バリアフリー化の状況、施設立地・規模等に関する法令等に留意する必要がある。

    • BCP(BusinessContinuityPlan)対策へのテナントニーズが高まっている大型事務所ビルとは違い、自家発電設備の有無や省エネルギー対策の状況、建物利用における汎用性等については、物流施設及び商業施設においては、特に留意する必要はない。