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【薬学実践】薬剤

  • 薬剤の減量

    20%

※数字(%)は出題頻度

69歳男性。7年前から高血圧と糖尿病のため、エナラプリルマレイン酸塩、メトホルミン塩酸塩及びグリメピリドを服用している。
 これまで特に問題なく過ごしていたが、最近、動悸を感じるようになり病院を受診した。心電図から心房細動と診断され、以下の薬剤が追加処方された。

(処方1)
ベラパミル塩酸塩錠40mg 1回1錠(1日3錠)
 1日3回 朝昼夕食後 7日分

(処方2)
ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩カプセル75mg
 1回2カプセル(1日4カプセル)
 1日2回 朝夕食後 7日分

なお、患者の身体所見及び検査値などは次のとおり。身長176cm、体重72kg、血圧148/93 mmHg、体温37.0℃、心拍数161回/min(不規則)、呼吸数15回/min、BUN 21mg/dL、Scr 1.7mg/dL、Ccr 42mL/min、AST 14 U/L、ALT 16 U/L
薬剤師は、処方2について減量を考慮すべきと判断した。その理由として適切なのはどれか。2つ選べ。
  • (1)

    • ベラパミル塩酸塩との併用により、P-糖タンパク質が阻害され、消化管吸収が増大するため。

    • メトホルミン塩酸塩との併用により、尿細管分泌が抑制され、血中からの消失が遅延するため。

    • 腎排泄能力の低下により、血中からの消失が遅延するため。

    • グリメピリドとの併用により、CYP2C9による代謝が低下し、血中からの消失が遅延するため。

    • 肝代謝能力の低下により、血中からの消失が遅延するため。

出題頻度について
  • ・出題頻度は出題数÷公開中のテスト数となっています。
  • ・出題頻度が50%なら、テストで2回に1回は出題されることになります。
  • ・出題頻度が100を超える場合は、テストで1回以上必ず出題されることになります。