全部で14問 挑戦中

【薬学実践】物理

  • 血糖値測定法

    20%

※数字(%)は出題頻度

50歳女性。身長160cm。体重72kg。地域の健康フェアで指の穿刺血液による空腹時血糖値とHbA1c値の測定を行った。測定結果は空腹時血糖値が95mg/dL、HbA1c値が5.6%(NGSP値)であった。後日、女性は近隣の薬局に測定結果の相談に訪れた。女性の仕事はデスクワーク中心で、職場までは自家用車で通勤しており、運動不足であった。また、洋菓子と果実ジュースが好きで毎日間食し、ワインを毎晩グラス1杯飲んでいた。

この健康フェアで行われている血糖値の簡易測定においては、グルコース脱水素酵素あるいはグルコース酸化酵素が用いられており、検出には酵素比色法及び酵素電極法が用いられている。今回用いられている血糖値測定法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
  • (1)

    • グルコース脱水素酵素を用いる血糖値測定法では、マルトースは測定の妨害とならない。

    • グルコース酸化酵素を用いる血糖値測定法では、酵素反応によって生じた過酸化水素が利用される。

    • グルコース酸化酵素を用いる酵素比色法では、波長215μmの光が用いられる。

    • グルコース脱水素酵素及びグルコース酸化酵素を用いる血糖値測定法では、指に付着した果汁中のグルコースが測定の妨害となる。

    • 酵素電極法においては、酵素がグルコースと反応した際に酵素自体に生じる電位差変化を検出する。

出題頻度について
  • ・出題頻度は出題数÷公開中のテスト数となっています。
  • ・出題頻度が50%なら、テストで2回に1回は出題されることになります。
  • ・出題頻度が100を超える場合は、テストで1回以上必ず出題されることになります。