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章なし

  • 交通や通信

    33%

※数字(%)は出題頻度

次の文章は、大学生Sとその友人Tの手紙の一部である。この文章を読み、下の問いに答えよ。(史料は、一部省略したり、書き改めたりしたところもある。)

TからSへの手紙
 手紙なんて本当に久しぶり。こちらも今、春休み恒例の鉄道旅行中。今回のテーマは日本海に寄り添う旅。海が見える列車にたくさん乗ることが目的です。出発直前に届いた手紙も、車中で読ませてもらいました。見聞を広めようと途中下車もしました。たとえば尼子氏と毛利氏が領有を争った港町温泉津(ゆのつ)。朝鮮から伝わった新技術によって生産量が増大した[ ウ ]銀山の積出し港で、船をつなぐために加工した岩も、世界遺産の一部だそうです。
 舞鶴では、歴史展のために集められたⓒ多くの写真を見せていただきました。満州生まれの祖母から、引揚げの時にここへ上陸したことは聞いていたけど、引揚げが10年以上も続いたことや、舞鶴と面する日本海では、船舶の往来が頻繁にあったことなどを知ることができました。
 今、泊まっている[ エ ]では、港の近くの神社で、奉納された和船の模型や絵馬をたくさん見せていただきました。アメリカとの通商条約で開港された[ エ ]は、開港される前からにぎわっていたことをはじめて知りました。旅の途中でいろいろ調べられるので、スマホはやっばり必携品。でも、最近SNSでのやりとりにちょっと疲れていたので、手紙っていいなと改めて思いました。ⓓ移動や情報伝達の手段は時代とともに変化すると思っていたけど、長く続いているやり方には、それなりの良い所があるのですね。
下線部ⓓに関連して、古代から近代の交通や通信について述べた文として誤っているものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
  • (1)

    • 古代には、中央と地方を結ぶ道路が整備され、駅家が置かれた。

      正しい。
    • 中世の陸上輸送では、馬借や車借といった業者が活躍した。

      正しい。
    • 近世には、幕府の継飛脚や民間の町飛脚などが.書状を運んだ。

      正しい。
    • 近代に入ると、日本で最初の鉄道が新橋・横須賀間に敷設された。

      誤り。横須賀ではなく「横浜」。
出題頻度について
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