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章なし

問題

昭和期の経済・社会に関する次の文章を読み、下の問いに答えよ。(史料は、一部省略したり、書き改めたりしたところもある。)

 1972年6月、『日本列島改造論』が出版された。翌7月に著者[ ア ]は内閣総理大臣となり、日本列島改造は国の政策となった。新総理の著書はたちまちベストセラーとなった。この政策は、交通網の整備によってⓕ 大都市と地方都市を結び、地域間の経済格差の解消をめざすとともに、高度経済成長を促進しようとするものであった。しかし[ ア ]内閣は、第4次中東戦争勃発の影響による経済的混乱や金権政治批判のなかで、1974年に退陣した。またこの年には、[ イ ]が戦後はじめてマイナスとなった。
 1960年代後半以降には、高度経済成長の成果が強調される一方で、「成長のひずみ」が社会的な問題となり、生活の質的な豊かさに注目する傾向が強まった。
 1973年には年金などの社会保障制度が拡充され、「福祉元年」とよばれた。しかし経済動向の変化にともない、歳入不足を国債発行で埋め合わせるⓖ 財政運営が行われるようになった。
下線部ⓖに関連して、次のグラフは、社会保障関係費、国上保全および開発費国債費の各項目が財政支出に占める割合の動きを示したものである。このグラフに関して述べた下の文X_Yについて、その正誤の組合せとして正しいものを下の選択肢のうちから一つ選べ。

X 社会保障関係費(3年度間の平均)の構成比の動向を示しているのは甲である。
Y 消費税導入の時点で、国債費(3年度間の平均)は財政支出の15%を上回っていた。
  • (1)

    • X 正 Y 正

    • X 正 Y 誤

    • X 誤 Y 正

    • X 誤 Y 誤