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章なし
問題
近世の政治・経済・社会に関する次の文章を読み、下の問いに答えよ。(史料は、一部省略したり、書き改めたりしたところもある。)
1838年、水戸藩主徳川斉昭は「戊戌封事(ぽじゆっふうじ)」とよばれる幕政改革の意見書を執筆し、翌年、これを将軍[ ア ]に提出した。斉昭は、この時代の危機的状況を内憂と[ ⓓ 外患 ]に大別して詳細に指摘した。1841年に大御所徳川家斉が死去すると、将軍[ ア ]のもとで政治改革が始まる。 幕府は改革に着手する準備として、1838年に老中[ イ ]の指示により、江戸と地方がかかえている問題への対策について諸国の代官たちに諮問をした。次の史料(著作権により公開不可)はその際に越後国出雲崎代官が幕府に提出した回答(上申書)の一部である。 史料(「市中取締類集」) (注1)御府内文は在町:御府内は江戸のこと。在町は在郷町・在方町ともいう。 (注2)支配:ここでは幕府の代官のこと。 (注3)在方:村のこと。 (注4)難苦骨折:苦しみと努力のこと。 (注5)かて:混ぜ加える食物のこと。 (注6)鐘食:粗末な食事のこと。 (注7)惰弱:なまけてだらしのないこと。
[ ⓓ ]に関連して、近世後期の対外問題への幕府の対応に関して述べた次の文I〜Ⅲについて、古いものから年代順に正しく配列したものを、下の選択肢のうちから一つ選べ。
I 海防上の必要から、近藤重蔵らに択捉島の探査を行わせた。 Ⅱ アヘン戦争の情報を受け、外国船に対する薪水給与を命じた。 Ⅲ ロシアとの聞に軍事的緊張が高まるなか、はじめて全蝦夷地を直轄地とした。
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