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章なし

問題

原始・古代の農業と社会の変化に関する次の文章を読み、下の問いに答えよ。(史料は、一部省略したり、書き改めたりしたところもある。)

約1万年前、氷河時代が終わると、海水面は上昇し、日本列島は大陸から切り離された。[ ⓐ 自然環境が大きく変化するなか、狩猟・採集・漁労などの諸技術が発達 ]し、独自の縄文文化が育まれた。一方、縄文時代には原始農耕が始まり、晩期には西日本の一部の地域で水稲農耕も行われた。
弥主時代になると、北海道と南西諸島を除く列島各地に、[ ⓑ 水稲農耕が急速に広まった ]。その後も狩猟・採集・漁労への依存度は依然として高かったが、やがて本格的な農耕社会へと移行していく。こうしたなか、小集落を複数まとめた地域集団が、中小河川の水系ごとに形成されていった。
地域集団のリーダーは、治水・灌漑工事や農耕祭祀のほか、他集団との交易や争いにも重要な役割を果たし、政治的権限を強めていった。有力な地域集団は、他の集団を従属させて小国を形成し、古墳時代には列島各地を政治的に統合したヤマト政権が誕生するにいたる。
[ ⓐ ]に関して述べた文として正しいものを、次のの@のうちから一つ選べ。
  • (1)

    • 大型獣のマンモスが増加したのにともない、弓矢が使われた。

    • 豊富にとれる木の実をすりつぶすために、細石器が使われた。

    • 食物を煮炊き・貯蔵するために、青銅器が使われた。

    • 入江での漁労が活発化したのにともない、網が使われた。