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章なし
問題
幕末維新期の政治・社会に関する次のを読み、下の問いに答えよ。(史料は、一部省略したり、書き改めたりしたところもある。)
19世紀後半の東アジアでは、欧米諸国の軍事的介入によって国際情勢が大きく変動し、幕末の日本も大きな影響をこうむった。清が英・仏連合軍に敗北し、天津条約が締結されたとの舗を受けて、江戸に乗りこんだ[ ア ]と幕府との聞で通商条約が調印されたのは、1858(安政5)年のことである。幕府は朝廷にこの[ ⓐ 日米修好通商条約 ]の承認を求めていたが、天皇は条約締結を認めなかった。このように勅許を得ないまま当時の政局を主導した[ イ ]は、条約の調印にふみきったのである。 翌1859年から[ ⓑ 自由貿易が開始されると、全国経済は大きな混乱にいたった。]武士のみならず、民衆も幕府政治に対する批判を強めていった。こうした政治批判では、条約は「違勅」だと責めるのが、きわめて有効な主張だった。
[ ⓑ ]に関連して、幕末の貿易に関して述べた次の文X・Yについて、その正誤の組合せとして正しいものを、下の選択肢のうちから一つ選べ。 X イギリスは、条約の締結でアメリカに遅れたが、日本の貿易相手国のうち最大の比重を占めた。 Y 日本と欧米との金銀の交換比率が異なるため、多くの金貨が日本に流入した。
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