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章なし

問題

日本とオリンピックとのかかわりに関する次の文章を読み、下の問いに答えよ。(史料は、一部省略したり、書き改めたりしたところもある。)

 第二次世界大戦後最初のロンドン大会には、ⓖ連合国の占領下にあった日本は参加できなかった。しかし講和条約が発効すると、へルシンキ大会で復帰を果たすとともに大会招致活動にも取り組み、その結果1964年オリンピック大会の東京開催が決まった。敗戦後の荒廃から復興した姿を世界にアピールすべく、準備には国家の威信をかけて取り組んだ。競技施設のほかに、鉄道や道路などに膨大な社会資本投資が行われ、経済成長を後押しした。
 国民がオリンピックに熱狂するさなか、新聞には次のような投書が掲載された。
このようにⓗ高度経済成長のひずみがあらわになり始めていたのである。
下線部ⓖに関連して、占領下に行われた農地改革に関する次の法律の条文に関して述べた下の文a〜dについて、正しいものの組合せを、下の選択肢のうちから一つ選べ。
第一条 この法律は、耕作者の地位を安定し、その労働の成果を公正に享受させるため[ ア ]を急速且つ広汎に創設し、以て農業生産力の発展と農村における民主的傾向の促進を図ることを目的とする。

a 空欄[ ア ]に入る語句は「自作農」である。
b 空欄[ ア ]に入る語句は「兼業農家」である。
c この改革により、地主の土地所有面積が制限された。
d この改革の結果、寄生地主制が温存された。
  • (1)

    • a・c

    • a・d

    • b・c

    • b・d

解説

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  • (1)
    設問の法律文は「自作農創設特別措置法」。
    
    a 正しい。
    b 誤り。兼業農家に関する法律は農業基本法。自作農創設特別措置法ではない。
    c 正しい。
    d 誤り。寄生地主制は「解体された」。