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章なし

問題

明治期の地方制度に関する次の文章を読み、下の問いに答えよ。

 明治新政府は、ⓐ戊辰戦争のさなか、各地で旧幕府領を接収する一方、諸大名にも自らに従うよう求めた。直轄地には府と県をおき、大名領を藩として、当初は、従来どおり大名の所領支配を容認した。1871年には、薩摩・長州・[ ア ]の3藩の軍事力を背景に廃藩置県を断行し、各府県には府知事や県令を中央から派遣い支配にあたらせた。
 府県の下の行政区画については、政府は大区小区制を導入したが、全国で統一的に施行されたわけではなかった。1878年には、これを廃止し、都市部を区、その他を郡とし、その下に町村をおく[ イ ]を施行した。そして、郡・区に郡長・区長、町村に戸長がおかれた。
 1888年、ⓑ政府は、顧問として雇ったドイツ人モッセの助言を得て、市町村を自治体として認める市制・町村制を制定し、ついで1890年には府県制・郡制を定めた。この時期にはⓒ中央の制度改革もさかんに行われている
下線部ⓐの時期の新政府がとった施策について述べた文として正しいものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
  • (1)

    • 五箇条の誓文を公布し、四民平等を定めた。

      誤り。五箇条の誓文は、明治政府の基本方針。戊辰戦争中。
      四民平等は五箇条の誓文には含まれてない。四民平等は1969年の戊辰戦争後。
    • 五榜の掲示を出し、キリスト教を許可した。

      誤り。許可したのではなく、「禁止した」。
    • 政体書を制定し、中央政府の組織を整えた。

      正しい。
    • 徴兵令を出し、集めた兵によって旧幕府軍と戦った。

      誤り。徴兵令は1873年の戊辰戦争後。

解説

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  • (1)
    戊辰戦争は1868年〜1869年。