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章なし

問題

大正期以降の日本における人々の労働について述べた次の文章を読み、下の問いに答えよ。(史料は、一部省略したり、書き改めたりしたところもある。)

第一次世界大戦は、日本の重化学工業が躍進する契機となった。たとえば、1913年から1918年にかけて、1000総トン以上の建造能力を持つ造船業者は5社から52社へ、従事する労働者の数も約2万6000人から約10万7000人へ急増した。熟練労働者の争奪も行われ、破格の好条件を手にする「成金職工」もあらわれたが、他方では[ ア ]も激しかったため、賃金引上げを求める労働運動や争議が頻発した。このような大戦期の経済発展や大衆運動の高揚のなかから、「大正デモクラシー」とよばれる[ ①自由主義的・民主主義的な社会風潮 ]も生まれた。
1925年に成立した[ ②普通選挙法 ]は、労働者にも政治参加の道を開き、1928年の総選挙では、労働組合・蓋民組合に支持された労働農民党などから8名の議員が当選した。しかし、同年に改正された[ イ ]による取締りの強化などで、これらの勢力は打撃を受けた。

[ ① ]に関連して、大正期の思想、・文化について述べた文として正しいものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
  • (1)

    • 美濃部達吉が、『日本改造法案大綱』を著した。

    • 伊波普猷が、沖縄の文化を研究した。

    • 石橋湛山が、植民地拡大論を主張した。

    • 本多光太郎が、医学研究で世界的評価を得た。