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問題
近代日本における動物と人間との関係に関する次の文章を読み、下の問いに答えよ。
人間は、動物と多様な関係を取り結んできた。食の側面からみると、江戸時代にも肉食は一部で行われていたが、広く普及してはいなかった。しかし、明治初期に[ ア ]が流行したように肉食はしだいに一般的になっていく。
輸送手段においても動物との関係は変化した。たとえば、[ ①明治初期には西洋にならって馬車が使用されるようになった ]。馬車は、煉瓦造の洋館や[ イ ]などとならぶ文明曙化の象徴として、当時の錦絵などに多く描かれた。自動車が普及するまで、馬は、同じく輸送手段として多く用いられた牛とならんで、都市部でも日常的に目にする、なじみの深い動物であった。
しかし、西洋風の重い車をひかされ、過重な荷物を負わされる馬や牛の姿は、人々のあわれみをも誘った。1902年に[ ②日本最羽の動物愛護団体である動物虐待防止会が結成され、キリスト教徒、仏教徒、学者、ジャーナリスト、政治家、実業家などきわめて多彩な人々が参加した ]。同会は牛馬を酷使することを批判し、市街地に牛馬のための水飲み場を設置するなどした。
空欄[ ア ][ イ ]に入る語句の組合せとして正しいものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
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(1)