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【薬学実践】薬理

  • 重症筋無力症

    60%

※数字(%)は出題頻度

42歳女性。5年前に出産後、しばしば複視が出現した。他の症状は認められなかったが、2年経過後、眼瞼下垂、四肢の疲労感が出現し始めた。半年前からは、夕方になると増悪し、台所仕事ができない、しゃべりにくいなどの症状が出現したため、近医を受診した。血液検査で抗アセチルコリン受容体抗体の値が23μmol/L(正常値0.0−0.2μmol/L)であり、重症筋無力症と診断され、治療開始となった。

(処方)
ピリドスチグミン臭化物錠60mg
 1回1錠(1日2錠)
 1日2回 朝夕食後 3日分
ピリドスチグミン臭化物錠60mgの内服を開始後、3日目の早朝から体調不良を訴え、救急外来を受診した。医師は投与量の妥当性を確認するために、注射剤としてエドロホニウム塩化物2mgを投与したところ、発汗、腹痛などの症状が増悪した。

前問で選択した治療処置により、患者の症状は緩和された。この症状が緩和される機序はどれか。2つ選べ。

前問

42歳女性。5年前に出産後、しばしば複視が出現した。他の症状は認められなかったが、2年経過後、眼瞼下垂、四肢の疲労感が出現し始めた。半年前からは、夕方になると増悪し、台所仕事ができない、しゃべりにくいなどの症状が出現したため、近医を受診した。血液検査で抗アセチルコリン受容体抗体の値が23μmol/L(正常値0.0−0.2μmol/L)であり、重症筋無力症と診断され、治療開始となった。

(処方)
ピリドスチグミン臭化物錠60mg
 1回1錠(1日2錠)
 1日2回 朝夕食後 3日分
ピリドスチグミン臭化物錠60mgの内服を開始後、3日目の早朝から体調不良を訴え、救急外来を受診した。医師は投与量の妥当性を確認するために、注射剤としてエドロホニウム塩化物2mgを投与したところ、発汗、腹痛などの症状が増悪した。
発汗、腹痛などの症状の改善及び今後の治療継続に必要なのはどれか。2つ選べ。
  • 1,エドロホニウム塩化物注射液の追加投与
  • 2,ピリドスチグミン臭化物錠の減量
  • 3,ネオスチグミンメチル硫酸塩注射液の追加投与
  • 4,ピリドスチグミン臭化物錠の増量
  • 5,アトロピン硫酸塩注射液の追加投与

✕ 前問をとじる

  • (1)

    • アセチルコリンの濃度の上昇

    • アセチルコリンの濃度の低下

    • ムスカリン性アセチルコリン受容体における競合的拮抗

    • ニコチン性アセチルコリン受容体の脱感作

    • アセチルコリンエステラーゼの阻害

出題頻度について
  • ・出題頻度は出題数÷公開中のテスト数となっています。
  • ・出題頻度が50%なら、テストで2回に1回は出題されることになります。
  • ・出題頻度が100を超える場合は、テストで1回以上必ず出題されることになります。