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【薬学実践】化学

  • 帯状疱疹

    40%

※数字(%)は出題頻度

60歳男性。喘息のため吸入ステロイド薬と共にテオフィリンを服用している。今回、右腰のまわりに痛みを伴う水疱が出現したので皮膚科を受診したところ、帯状疱疹と診断され、以下の処方箋を持って薬局を訪れた。

(処方1)
 アシクロビル錠400mg
 1回2錠 (1日10錠) 1日5回 朝食後・昼食後・おやつどき・夕食後・就寝前 7日分

 面談により、この患者には、過去に口唇ヘルペスでバラシクロビル錠の服用の経験があることが分かった。また、営業職であるため忙しく、1日5回の服用を守ることは困難であると訴えた。そこで、皮膚科の医師に疑義照会したところ、以下の処方に変更となった。

(処方2)
バラシクロビル錠500mg
 1回2錠 (1日6錠)
 1日3回 朝昼夕食後 7日分

 なお、この患者のクレアチニンクリアランスは50mL/minであった。

バラシクロビルに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

  • (1)

    • アシクロビルの脂溶性を増大させることを意図して創出されたプロドラッグである。

    • アシクロビルとL-バリンがエステル結合を介して連結した構造をもつ。

    • 生体内に存在する酵素の作用により、波線部aにおいて結合が切断される。

    • 生体内でbに示す酸素原子がリン酸化されることによって薬理活性を示す。

    • 小腸のペプチドトランスポーターを介して吸収される。

出題頻度について
  • ・出題頻度は出題数÷公開中のテスト数となっています。
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