Aちゃん（5か月、女児）は、父親（会社員）、母親（主婦）、兄のB君（3歳）と4人家族である。近所に祖父母が住んでいる。Aちゃんは3日前から鼻汁と咳嗽があり、昨日夕方より39℃の発熱がみられ小児科外来を受診した。自宅で哺乳量の低下はなく、1日に1、2回咳嗽とともに嘔吐がみられていた。来院時、体温39.3℃、呼吸数45/分、脈拍142/分、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉98%（room air）であった。診察と検査の結果、RSウイルスによる急性細気管支炎acute bronchiolitisと診断され、去痰薬が処方された。

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• ｢1回に飲むミルクの量を多くしてください｣

• ｢哺乳前に鼻水を器具で吸引してあげてください｣

• ｢去痰薬は、ミルクを飲んだ後に飲ませてください｣

• ｢授乳後は仰向けで寝かせてください｣