全部で143問 挑戦中

午前

  • 高齢者

    660%

  • 状況設定問題

    4860%

  • 睡眠

    120%

※数字(%)は出題頻度

Aさん(70歳、女性)は1人暮らし。夫とは1年前に死別した。近くの診療所で高血圧症(hypertension)と心不全(heart failure)と診断され、内服治療をしていた。月1回は診療所で内服薬の処方と食事指導や体重測定などの生活指導を受けていたが、時々薬を飲んだことを忘れてしまうことがあった。日常生活は自立しており、認知機能は問題ない。週2日、事務職のパートとして働いており、電車を使って通勤していた。息子(42歳)と娘(37歳)は仕事のため遠方に住んでいる。1か月前からAさんは家事や外出するときに軽い息切れを感じるようになり、2、3日前からは咳と痰が出るようになった。両足のむくみが出てきたため、診療所から自宅近くの病院を紹介され外来受診した。
身体所見:
 意識は清明。身長159cm、体重61.3kg。
 体温37.1℃、呼吸数21/分、脈拍95/分、不整、血圧164/96mmHg、 経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉92%(room air)。
 両下肢に軽度の浮腫を認めた。

診察の結果、Aさんは心不全(heart failure)の悪化を認めたため入院することになり、個室を希望した。入院後、酸素マスクによる酸素療法や利尿薬による薬物療法、塩分制限などの食事療法が開始された。入院3日、夜勤の看護師から日勤の看護師への朝の申し送りで、昨晩のAさんは夜間全く眠っていないこと、「ここはどこですか」と繰り返し尋ねてきたこと、娘が学校から帰ってくるのを待っていると言って病室の入り口を気にしていたことが報告された。日勤の看護師は、Aさんの睡眠状況を改善する必要があると考え、Aさんへの対応について検討した。
看護師のAさんへの対応で適切なのはどれか。
  • (1)

    • 終日、病室を明るくする。

    • 日中眠っていたら覚醒を促す。

    • 睡眠導入薬の使用を医師に相談する。

    • 夜間覚醒している場合は、夜は眠るよう説得する。

出題頻度について
  • ・出題頻度は出題数÷公開中のテスト数となっています。
  • ・出題頻度が50%なら、テストで2回に1回は出題されることになります。
  • ・出題頻度が100を超える場合は、テストで1回以上必ず出題されることになります。