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  • 薬物治療における注意点

    20%

※数字(%)は出題頻度

74歳男性。喘息にて近医から下記の薬剤(処方1及び処方2)が処方されていた。呼吸困難を自覚しており、禁煙したにもかかわらず、症状が改善しないため、呼吸器内科を受診したところ、新たにCOPD(慢性閉塞性肺疾患)と診断され、追加の処方(処方3)が行われた。

(処方1)
オルベスコ100μgインヘラー56吸入用(注1)
 1本
 1回2吸入 1日1回 朝 吸入
注1:シクレソニドを含有する加圧式定量噴霧吸入器(pMDI)。1吸入でシクレソニドとして100μgを吸入できる。

(処方2)
セレベント50μgディスカス(注2)
 1本
 1回1吸入 1日2回 朝就寝前 吸入
注2:サルメテロールキシナホ酸塩を含有するドライパウダー吸入器(DPI)。1吸入でサルメテロールとして50μgを吸入できる。

(処方3)
スピリーバ2.5μgレスピマット60吸入(注3)
 1本
 1回2吸入 1日1回 朝 吸入
注3:チオトロピウム臭化物水和物を含有する吸入用器具。1吸入でチオトロピウムとして2.5μgを吸入できる。
本患者の肺機能検査の結果、以下のような検査値が得られた。また、緑内障を合併していないことを確認した。本患者の病態及び薬物治療における注意点として、正しいのはどれか。2つ選べ。
努力肺活量(FVC)2.72L(予測値:2.98L)、1秒量(FEV1.0)1.42L(予測値:1.86L)、PaO₂75Torr、PaCO₂ 46 Torr、血液pH 7.37
  • (1)

    • 可逆性の換気障害が特徴的である。

    • 50%≦%FEV<80%であるので、病期はⅡ期中等症である。

    • 処方3の薬剤を使用するにあたって、排尿障害があるか否かを確認する必要がある。

    • 感染の重症化を防ぐため、インフルエンザワクチン及び肺炎球菌ワクチンを年1回、接種するように指導する。

    • 在宅酸素療法の適応となる。

出題頻度について
  • ・出題頻度は出題数÷公開中のテスト数となっています。
  • ・出題頻度が50%なら、テストで2回に1回は出題されることになります。
  • ・出題頻度が100を超える場合は、テストで1回以上必ず出題されることになります。