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【薬学実践】実務

  • TDM

    40%

※数字(%)は出題頻度

50歳男性。体重70kg。血清アルブミン値4.1g/dL、血清クレアチニン値2.0mg/dL。重症のMRSA院内感染によりバンコマイシン塩酸塩を1日1回間欠点滴投与することになった。初回は負荷投与する予定である。この患者におけるバンコマイシンの分布容積は0.7L/kg、半減期は24時間と見積もられている。血液培養の結果、バンコマイシンによる最小発育阻止濃度(MIC)は1.0μg/mLであった。

バンコマイシン塩酸塩による治療及びTDMに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
  • (1)

    • この患者では、腎機能の低下により、半減期が延長している。

    • 肝毒性の発現を回避するため、バンコマイシンのトラフ値は20μg/mL以下にすることが推奨されている。

    • 治療効果の指標として、最高血中濃度/MICを用いる。

    • レッドネック症候群を予防するために、1時間以上かけて点滴する。

    • この患者では、アルブミンが大量に尿中へ漏出しているため、タンパク結合率が低下している。

出題頻度について
  • ・出題頻度は出題数÷公開中のテスト数となっています。
  • ・出題頻度が50%なら、テストで2回に1回は出題されることになります。
  • ・出題頻度が100を超える場合は、テストで1回以上必ず出題されることになります。