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【薬学理論】病態

  • EBM

    20%

※数字(%)は出題頻度

医師から「2型糖尿病患者に脂質異常症治療薬Aを投与した際の、動脈硬化性疾患に対する予防効果(心血管疾患予防)について教えてほしい」と問合せがあった。薬剤師が文献調査をした結果、動脈硬化性疾患の既往歴がない2型糖尿病患者(40〜75歳)を、「A投与群」又は「A非投与群」の2群に無作為に割付し、心血管死、脳血管障害、急性冠症候群などの動脈硬化性の心血管イベントの発症率を比較した論文を得ることができた。平均追跡期間は5年で、図に示した結果が得られている。

得られた論文の批判的吟味に関する記述のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。
  • (1)

    • 「情報の批判的吟味」はEBM実践のプロセスの最初のステップである。

    • 臨床研究の手法が正しかったのか、得られた結果が信用できるのかといった研究成果の正確度や再現性について、外的妥当性を評価する。

    • この図の評価項目は、真のエンドポイントを用いていると考えられる。

    • この図から、ハザード比の95%信頼区間が1を挟んでいないこと及びp値から、両群間に統計学的に有意な差が見出されたといえる。

    • この図から、A投与群はA非投与群に比べ心血管イベントの発症リスクを81%減少させたと判断できる。

出題頻度について
  • ・出題頻度は出題数÷公開中のテスト数となっています。
  • ・出題頻度が50%なら、テストで2回に1回は出題されることになります。
  • ・出題頻度が100を超える場合は、テストで1回以上必ず出題されることになります。