全部で17問 挑戦中

金融資産運用

  • 投資指標

    38%

※数字(%)は出題頻度

次の文章の(  )内にあてはまる最も適切な文章、語句、数字またはそれらの組合せを選択肢のなかから選びなさい。 

下記の<X社のデータ>に基づいて計算したX社株式の株価収益率(PER)は( ① )、配当利回りは( ② )である。

  • (1)

    • ① 16倍 ② 3.75%

    • ① 8倍 ② 6.25%

    • ① 4倍 ② 10%

解説

解説はこの設問にすべて回答すると表示されます。

  • (1)
    PER = 株価800円 ÷ 1株あたり純利益50円 = 16倍
    配当利回り = 1株あたり30円 ÷ 株価800円 = 0.0375(3.75%)
    
    下記の<X社のデータ>に基づいて計算したX社株式の株価収益率(PER)は( ① 16倍 )、配当利回りは( ② 3.75% )である。

ポイントをチェックする

  • 投資指標
    投資指標として、PBR、PER、ROEがよく使われます。
    
    ■PBR (株価純資産倍率)
    Price Book-value Ratioの略。Book-valueは帳簿価格という意味です。
    株価と純資産を比べて、割安か割高か判断するための指標です。
    
    PBR = 株価 ÷ 1株あたりの純資産(BPS)
    
    PBRが高ければ高いほど割高、低ければ割安となります。1倍以下が割安の目安となります。
    
    ■PER(株価収益率)
    Price Earnings Ratioの略。Earningsは収入という意味です。
    株価と収益と比べて、割安か割高か判断するための指標です。
    
    PER =株価 ÷1株あたりの純利益(EPS)
    
    PERが高ければ高いほど割高、低ければ割安となります。10〜15倍以下が割安の目安となります。
    
    ■ROE(自己資本利益率)
    Return On Equityの略。Equityは資本という意味です。
    自己資本に対して利益を生み出している割合です。
    効率よく稼ぐ力がある優良企業なのかどうかの目安になります。
    
    ROE = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
    
    ROEは株価が計算式に入らないので、株価が変動してもROEに影響はありません。その企業が稼げる優良企業なのかを判断しやすくなります。
    
    日本ではROEは10%あればかなり優良企業です。
    アメリカなどではROEは20%近くなることも。アメリカの企業は稼ぐ力が強いんですね。
    ROEが高いと株価は上がりやすくなります。
    
    

    投資指標

    ※純資産と自己資本は厳密には微妙に異なりますが、ほぼ同じ意味と考えて大丈夫です。 試験には出ませんが、実はこの3つの投資指標は1つの式が成り立ちます。 PBR=ROE×PER 株を買うときは、ROEが高くて、PBRが低いもの(稼ぐ力が強い優良企業で、割安なもの)を選ぶと良いかもしれませんね。
出題頻度について
  • ・出題頻度は出題数÷公開中のテスト数となっています。
  • ・出題頻度が50%なら、テストで2回に1回は出題されることになります。
  • ・出題頻度が100を超える場合は、テストで1回以上必ず出題されることになります。