全部で79問 挑戦中

【薬学理論】生物

  • 生物

    820%

※数字(%)は出題頻度

ヒト細胞における既知遺伝子の発現を PCR(polymerase chain reaction)法により検出するために以下の実験を行った。実験方法と考察に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

【実験】 ヒト細胞から抽出したRNAを用いて、逆転写反応により相補的 DNA(cDNA)を合成した。このcDNAを鋳型として、既知遺伝子の部分的塩基配列を増幅する特異的なセンスプライマー及びアンチセンスプライマーを用いて、定法に従い24、26、29及び33サイクルでのPCR法を行った。得られた増幅 DNA断片を DNA検出試薬を含むアガロースゲル電気泳動法にて分離し、図のような結果(レーン1〜4)を得た。なお、レーン番号の順序は、サイクル数の順序とは一致しない。また、各サイクルでの DNA増幅率はほぼ100%であり、上記サイクル数の間では、DNAは指数関数的に増幅された。

  • (1)

    • PCRとは、DNAの熱変性→プライマーのアニーリング → DNA鎖の合成・伸長からなる3段階反応を同一の温度下において繰り返すことで、目的 DNAを増幅する反応である。

    • 本実験で行った逆転写反応では、mRNAの5’末端に相補的な配列をもつプライマーを用いた。

    • レーン1〜4の DNA断片のうち、レーン1は26サイクルの DNA断片と考えられる。

    • 図の結果より、増幅された DNA断片は正の電荷を帯びていると考察できる。

    • 図中のレーン2とレーン3では、両者のDNA量は理論上約16倍異なると考察される。

出題頻度について
  • ・出題頻度は出題数÷公開中のテスト数となっています。
  • ・出題頻度が50%なら、テストで2回に1回は出題されることになります。
  • ・出題頻度が100を超える場合は、テストで1回以上必ず出題されることになります。