全部で128問 挑戦中

【薬学実践】生物

  • 大腸の機能

    20%

※数字(%)は出題頻度

50歳男性。糖尿病(グリメピリド錠にて加療中)。10年前にS状結腸がんⅠ期T1軽度浸潤と診断され、内視鏡的粘膜切除術(EMR)を受けた。定期検診のため、かかりつけ医を受診し、以下の投薬指示が出された。

(投薬)
経口腸管洗浄剤(注)1袋(1袋を水に溶解して約2Lとし、溶解液とする)

前日21時より絶食し、検査当日7時より溶解液2Lを1時間あたり約1Lの速度で経口投与。

注:1袋を水に溶解して2Lとした溶解液の電解質濃度はNa⁺+ 125mEq/L、K⁺+ 10mEq/L、Cl⁺- 35mEq/L、HCO₃⁺- 20mEq/L、SO₄²⁺- 80mEq/Lである。
pHは約8.0、浸透圧比は約1である。
この経口腸管洗浄剤は等張な電解質溶液であり、大腸の機能を利用した薬剤である。大腸の機能に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
  • (1)

    • 大腸の粘膜には絨毛があり、そこから栄養の吸収が行われる。

    • 大腸では水は吸収されるが、電解質は吸収されない。

    • 結腸粘膜での水の吸収は、Na⁺+ の能動輸送で生じる浸透圧差により起こる。

    • 大腸の運動は、副交感神経の興奮により抑制される。

    • 大腸の内容物の肛門側への移送には、ぜん動運動が関わる。

出題頻度について
  • ・出題頻度は出題数÷公開中のテスト数となっています。
  • ・出題頻度が50%なら、テストで2回に1回は出題されることになります。
  • ・出題頻度が100を超える場合は、テストで1回以上必ず出題されることになります。