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章なし

問題

昭和期の経済・社会に関する次の文章を読み、下の問いに答えよ。(史料は、一部省略したり、書き改めたりしたところもある。)

 1972年6月、『日本列島改造論』が出版された。翌7月に著者[ ア ]は内閣総理大臣となり、日本列島改造は国の政策となった。新総理の著書はたちまちベストセラーとなった。この政策は、交通網の整備によってⓕ 大都市と地方都市を結び、地域間の経済格差の解消をめざすとともに、高度経済成長を促進しようとするものであった。しかし[ ア ]内閣は、第4次中東戦争勃発の影響による経済的混乱や金権政治批判のなかで、1974年に退陣した。またこの年には、[ イ ]が戦後はじめてマイナスとなった。
 1960年代後半以降には、高度経済成長の成果が強調される一方で、「成長のひずみ」が社会的な問題となり、生活の質的な豊かさに注目する傾向が強まった。
 1973年には年金などの社会保障制度が拡充され、「福祉元年」とよばれた。しかし経済動向の変化にともない、歳入不足を国債発行で埋め合わせるⓖ 財政運営が行われるようになった。
下線部ⓕに関連して、大都市部での生活に関して述べた次の文Ⅰ〜Ⅲについて、古いものから年代順に正しく配列したものを下の選択肢のうちから一つ選べ。
I 大都市の近郊に、ニュータウンとよばれる大規模な団地が造られた。
Ⅱ 深刻な食糧難を背景に、混雑する列車で人々が農村へ買い出しに向かった。
Ⅲ 東京では、新しい交通機関として地下鉄が登場した。
  • (1)

    • ⅠーⅡーⅢ

    • ⅠーⅢーⅡ

    • ⅡーⅠーⅢ

    • ⅡーⅢーⅠ

    • ⅢーⅠーⅡ

    • ⅢーⅡーⅠ