全部で8問 挑戦中

章なし

問題

昭和期の経済・社会に関する次の文章を読み、下の問いに答えよ。(史料は、一部省略したり、書き改めたりしたところもある。)

資本主義の発達につれて、企業に雇われて働き、賃金収入で生計を立てる人々が増えていった。このためⓐ 経済・社会の仕組みに対する人々の関心が高まるとともに、経済を安定的に運営し、発展させることが政治の重要な役割の一つとなっていった。
 経済政策を実施する際に、国民の理解を求めることも行われた。たとえばⓑ 浜口雄幸内閣期には、首相や大蔵大臣が、文章の発表や遊説を通して経済政策への協力を訴えた。
 1930年代後半以降、政府は軍需生産へ資源を重点的に配分することをめざし、民間の自由な経済活動を取り締まる政策を次々と打ち出した。こうした政府による経済への介入政策は、敗戦後も復興と国民生活の安定をはかるためにしばらく続けられた。このようにⓒ 戦時期から占領期にかけては、経済活動への政府による介入が積極的に行われた。
下線部ⓐに関して述べた文として正しいものを次の選択肢のうちから一つ選べ。
  • (1)

    • 雑誌『戦旗』には、プロレタリア文学の作品が発表された。

    • 河上肇は、著書『太陽のない街』で貧困問題を取り上げた。

    • 経済学者大内兵衛は、戦争遂行に協力するため人民戦線を結成した。

    • 戦時中弾圧されたマルクス主義にもとづく研究は、戦後復活しなかった。