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【薬学実践】病態

  • 病態

    1420%

※数字(%)は出題頻度

62歳男性。1ヶ月ほど前から息切れ、呼吸困難などの心不全症状が出現し、アルコール性心筋症との診断を受け、以下の処方により加療中である。薬剤師が現在の症状を確認すると「最近は呼吸が苦しくなることが多く、家の中で座っていれば問題ないが、少し散歩するだけでも息切れがする」との訴えがあった。

既往歴:
  高血圧
飲酒歴:
  心不全症状が出現するまで20年間の大量の飲酒歴があり、禁酒を指導されたが、現在も機会飲酒。
検査データ:
  左室駆出率 23%、下肢浮腫(+)、
  Na140mEq/L、K 3.6mEq/L、Cl105mEq/L、SCr1.0mg/dL、
  血圧 123/72mmHg、心拍数 62bpm(洞調律)
(処方)
1) エナラプリルマレイン酸塩錠 10mg
  1回1錠(1日1錠)
スピロノラクトン錠 25mg
  1回1錠(1日1錠)
  1日1回 朝食後 14日分
2) カルベジロール錠 2.5mg
  1回1錠(1日2錠)
  1日2回 朝夕食後 14日分
3) フロセミド錠 40mg
  1回1錠(1日2錠)
  1日2回 朝昼食後 14日分
この患者の病態に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
  • (1)

    • 適切な治療を施しても生存率が低く予後不良である。

    • NYHA機能分類 度(中等度〜重症)の心不全症状を呈している。

    • 肥大型心筋症の病態を呈している。

    • カリウムの摂取制限が推奨される。

    • 治療の基本に断酒がある。

出題頻度について
  • ・出題頻度は出題数÷公開中のテスト数となっています。
  • ・出題頻度が50%なら、テストで2回に1回は出題されることになります。
  • ・出題頻度が100を超える場合は、テストで1回以上必ず出題されることになります。