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【薬学実践】薬剤

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※数字(%)は出題頻度

40歳女性。卵巣がんを原発とした多発性骨転移による疼痛があり、以下の処方が出されている。疼痛コントロールは良好であったが、2日前から、突然に我慢できない痛みが1日2〜3回程度出現するようになった。主治医よりレスキュー薬の問い合わせがあった。

(処方)
オキシコドン塩酸塩水和物徐放錠 40mg
  1回1錠(1日2錠)
  1日2回 朝夕食後 14日分
オキシコドンの体内動態に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
  • (1)

    • オキシコドン塩酸塩水和物徐放錠は、肝初回通過効果の回避を目的とした製剤であり、薬物は主に直腸から吸収される。

    • オキシコドンは水溶性が高く、主に能動輸送により消化管から吸収される。

    • 母乳の pH は、一般に血漿 pH と比較して酸性側にあるため、弱塩基性薬物であるオキシコドンは母乳中に移行しやすい。

    • オキシコドンは、大部分が肝代謝により消失するため、健常人に比べ肝障害のある患者では血中濃度時間曲線下面積が増大する。

    • オキシコドンは、臨床用量の範囲において投与量と血中濃度の関係が非線形性を示すため、治療薬物モニタリング(TDM)を行うことが推奨される。

出題頻度について
  • ・出題頻度は出題数÷公開中のテスト数となっています。
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  • ・出題頻度が100を超える場合は、テストで1回以上必ず出題されることになります。