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【薬学実践】薬理

  • 乳がん

    40%

※数字(%)は出題頻度

38歳女性。乳がん検診で腫瘤を指摘され、精査のため来院した。右乳房外側の腫瘤の針生検の結果、ER(2+)、PgR(+)、HER2(1+)、Ki−67 11%であり、pT1bの乳がんと診断された。腫瘤径は1cmだったため、乳房温存術(リンパ節郭清なし)が実施された。患者は閉経前であることが確認されている。

前問で適切と考えられた術後治療に使用される薬物の作用機序に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。

前問

38歳女性。乳がん検診で腫瘤を指摘され、精査のため来院した。右乳房外側の腫瘤の針生検の結果、ER(2+)、PgR(+)、HER2(1+)、Ki−67 11%であり、pT1bの乳がんと診断された。腫瘤径は1cmだったため、乳房温存術(リンパ節郭清なし)が実施された。患者は閉経前であることが確認されている。
この患者の術後治療に使用される抗がん薬として適切なのはどれか。1つ選べ。
  • 1,タモキシフェンクエン酸塩
  • 2,フルベストラント
  • 3,アナストロゾール
  • 4,トラスツズマブ
  • 5,ドセタキセル水和物

✕ 前問をとじる

  • (1)

    • HER2(ヒト上皮増殖因子受容体2型)に特異的に結合し、HER2シグナル伝達阻害作用と抗体依存性細胞傷害作用を示す。

    • アロマターゼを阻害することで、アンドロゲンからエストロゲンの生成を阻害する。

    • 微小管と結合し、安定化させることで脱重合を阻害する。

    • 子宮内膜のエストロゲン受容体に対して刺激作用を示し、乳腺のエストロゲン受容体においてエストロゲンに対して拮抗作用を示す。

    • GnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)受容体に対して刺激作用を示す。

出題頻度について
  • ・出題頻度は出題数÷公開中のテスト数となっています。
  • ・出題頻度が50%なら、テストで2回に1回は出題されることになります。
  • ・出題頻度が100を超える場合は、テストで1回以上必ず出題されることになります。