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精神保健福祉の理論と相談援助の展開

問題

次の事例を読んで、問題に答えなさい。

〔事例〕
Gさん(33歳、女性)は、飲酒しては当たり散らす父親と、夫の顔色ばかり見てGさんには過干渉な母親に育てられ、高校卒業後、実家を離れるためあえて遠方に就職した。23歳で結婚したが、夫の女性関係がもとで27歳で離婚した。Gさんはその憤りやむなしさから深酒するようになった。そんな時、両親を早く亡くしたHさんから、「子どものいる温かい家庭を作ろう」とプロポーズされ、29歳で再婚し、仕事を辞めた。31歳の時に長男が生まれたが、Gさんは育児に追われる中で世間から取り残されたように感じ、寂しさから妊娠中は控えていた飲酒を再開した。次第に昼間から飲酒するようになり、夕食の支度ができないことが多くなった。Hさんは、「育児が大切な時に飲酒するのは母親失格」などとGさんを強く責めた。Gさんはきつく言われることが飲酒の原因と言い、Hさんのクレジットカードを使いインターネットで酒を購入して飲酒を続けた。Hさんは、妻がやり残した長男の世話や家事を代わって行い、何とかやりくりしてきたが、Gさんの飲酒行動に対してはどう対応すればよいか分からず、困った末に、市のJ精神保健福祉士に相談した。

数日後、長男が1歳半健診を受診しなかったことから、保健師が家庭を訪問した。Gさんは息苦しかった実家での生活、家事や育児の負担、夫に言われるまま退職したことの後悔、夫が子どものことばかり心配し自分には批判的な態度をとることへの不満、こうした状況を酒で紛らわせていることのつらさなどを語った。また、「こんな状況では飲酒はやめたくてもやめられない」「最近は手の震えや動悸が生じるので、夫が出勤したらすぐ飲み始める」などと話した。保健師から連絡を受けたJ精神保健福祉士は、Gさん、Hさんに会って悩みを十分に傾聴した上で、Gさんがとるべき改善策について提案した。

GさんはJ精神保健福祉士の提案を受け入れる意向を示し、Hさんも了解した。またその際、Gさんが回復するまでの育児についてHさんが不安を訴えたため、J精神保健福祉士はその間の育児についても提案を行った。(問題)

次の記述のうち、J精神保健福祉士がHさんに提案した内容として、適切なものを1つ選びなさい。
  • (1)

    • Hさんが会社を休職し、長男の育児とGさんの世話をする。

    • Gさんが回復するまで母親に来てもらい、長男の育児に協力してもらう。

    • Gさんが回復するまで長男を乳児院に入院させる。

    • Hさんが勤務中は、長男を保育所に預ける。

    • Hさんが勤務中は、母子家庭等日常生活支援事業を利用する。