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問題

生殖と発生に関する次の文章を読み、下の問いに答えよ。

動物と植物の[ ア 配偶子形成 ]と受精のしくみには、共通性がある。とくに、受精に先立つて雄性配偶子が雌性配偶子にたどり着くのは、動物と植物で共通している。被子植物では、雄性配偶子(精細胞)を運ぶ花粉管が胚のうの方向に誘引される。多細胞動物でも、精子が卵の方向に誘引される。植物と動物の両方で、雄性配偶子を雌性配偶子に導くしくみを調べるため、次の実験1・実験2を行った。

実験1
被子植物のトレニアの胚珠は次の図1に示すように、胚のうの一部が裸出していて、卵細胞、助細胞および中央細胞の一部を顕微鏡で容易に観察できる。花粉管の誘引にかかわるのはどの細胞かを調べるため、未受精あるいは受精後の胚のうを含む胚珠を切り出して、卵細胞、助細胞または中央細胞のいずれかをレーザー光線で死滅させて観察したところ、次の表1の結果が得られた。

実験2
無脊椎動物のユウレイボヤ(以後、ホヤとよぶ)の未受精卵の卵細胞は、次の図2に示すように、テスト細胞とよばれる細胞とろ胞細胞とに囲まれている。海水中に放出された精子を顕微鏡で観察したところ、個々の精子は一定の場所で円運動をしていた。ここに未受精卵を加えると、精子は未受精卵の方向へ遊泳し、その後、受精が起こった。精子の誘引にかかわるのはどの細胞かを調べるため、未受精卵から取り出したテスト細胞、ろ胞細胞および卵細胞または受精卵から取り出した卵細胞とを様々に組み合わせて、円運動をしている精子とともに海水に入れて観察したところ、次の表2の結果が得られた。

[ ア ]に関連する記述として最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
  • (1)

    • 被子植物の助細胞と反足細胞に含まれるDNAは、重複受精を通して、次の世代へ伝達される。

    • 動物の精子では、べん毛の基部をゴルジ体が取り囲んでいる。

    • 被子植物の雌性配偶子である卵細胞は、動物の卵と同様、卵黄をもつ。

    • 被子植物の花粉の雄原細胞は、花粉管核が分裂して形成される。

    • 動物の精子は、精原細胞が体細胞分裂を行って形成される。

    • 被子植物の花粉母細胞は、減数分裂を経て花粉四分子になる。