DNA配列及び実験方法
DNA配列及び実験方法に関する問題の一覧です。出題傾向を把握したり、出題頻度を確認して、効率的に勉強しよう!
DNA配列及び実験方法の出題頻度
20%
公開中の5テストにつき1回出題
出題頻度は低いです。時間があれば、点数を底上げできるように、何度か挑戦してみましょう!
「DNA配列及び実験方法」に関する問題一覧
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(1)あるDNAの塩基配列をジデオキシ法により解析し、図のような実験結果を得た。また、表(制限酵素一覧)を参照して、その配列中の制限酵素部位の同定を行った。
【ジデオキシ法の原理】
DNAポリメラーゼによる相補鎖DNA合成の際に、その基質である4種類のデオキシリボヌクレオシド三リン酸(dNTP:NはA、G、C又はT)に加え、4種類のジデオキシリボヌクレオシド三リン酸(ddNTP:NはA、G、C又はT)のうち、それぞれ1種類だけを用いて特異的にDNA合成を停止させる。その結果、A、G、C又はTで特異的に終わる様々な長さのDNA断片が合成され、これら断片をポリアクリルアミドゲル電気泳動により分離することで、DNAの塩基配列を解読できる。
【実験方法】
鋳型DNA鎖にプライマーDNA断片を結合させ、dATP、dGTP及びdTTPと放射性同位体元素で標識したdCTPを加えた。この反応溶液にddATP、ddGTP、ddCTP又はddTTPを別々に加えて、標識相補鎖DNAを合成した。次にこれら4種類の反応溶液をポリアクリルアミドゲル電気泳動に供じた。泳動後、乾燥したゲルをX線フィルムに密着させ、-80℃で一晩放置した。
【実験結果】
DNA断片は放射標識されていることから、X線フィルム上ではしご階段状の泳動像(オートラジオグラフィー)として検出された(図)。
平成30年度 第103回 過去問(2018年度)