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(1)50歳男性。体重60kg。重症感染症のため一時的に高カロリー輸液ソフトバッグ製剤(1,003mL中にブドウ糖 175g、総遊離アミノ酸 30g を含有)を中心静脈から投与することになった。この男性の腎機能は正常である。
血液中でのグルコースによる糖化反応に関する記述のうち、正しいのはどれか。<u>2つ</u>選べ。
平成29年度 第102回 過去問(2017年度)
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(2)22歳女性。統合失調症のため病院の精神科へ通院している。母親が薬局を訪れ、「娘が薬を時々飲み忘れて、症状が安定しないことから、リスペリドン持効性懸濁注射液を注射された。」と薬剤師に伝えた。また、母親は下記の処方箋を見て、注射剤と同じ薬物が内服薬としても処方されていることに疑問をもち、今後の薬物治療について薬剤師に質問した。
(処方)
リスペリドン錠2mg
1回1錠(1日2錠)
1日2回 朝夕食後 21日分
なお、リスペリドン持効性懸濁注射液の添付文書には、次の2つのグラフが掲載されている(一部改変)。
平成29年度 第102回 過去問(2017年度)
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(3)75歳女性。脳塞で寝たきりとなり、仙骨部に褥瘡を形成したことから、褥瘡対策チームが対応した。なお、本患者には、心機能、肝機能、腎機能及び甲状腺機能の低下や各臓器からの出血はいずれも認められていなかった。
下図は褥瘡の治癒過程(①〜④)の模式図である。下記の治癒過程に関する記述のうち、正しいのはどれか。<u>2つ</u>選べ。
平成29年度 第102回 過去問(2017年度)
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(4)震度7の地震が発生し、多くの住民が家屋を失った。多数の人が狭い避難所や自家用車の中で1日の大部分を過ごしているので、過去の震災での経験から深部静脈血栓症肺血栓塞栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)の発症が危惧された。
肺血栓塞栓症において、下肢静脈で生じた血栓が肺へ到達する経路として、正しいのはどれか。1つ選べ。
平成29年度 第102回 過去問(2017年度)
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(5)病院でバイオ後続品の採用を検討することになり、医師よりバイオ後続品の特性について薬剤部に問い合わせがあった。
バイオ医薬品として用いられる組換えタンパク質に関する記述のうち、正しいのはどれか。<u>2つ</u>選べ。
平成29年度 第102回 過去問(2017年度)
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(6)Ⅰ型アレルギーに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
平成28年度 第101回 過去問(2016年度)
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(7)細菌の毒素に関する記述のうち、正しいのはどれか。<u>2つ</u>選べ。
平成29年度 第102回 過去問(2017年度)
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(8)補体に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
平成28年度 第101回 過去問(2016年度)
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(9)移植片拒絶反応について調べるため、2種類の近交系のマウス(A/Aと B/B)を用いて、下記のような交配を行った。これらのマウスを用いて皮膚の移植実験を行った。以下に実験結果を示す。なお、A/A、A/B 及び B/B は組織適合抗原の遺伝子型を表している。
[交配手順]
① A/A の親マウスと B/B の親マウス間で交配し、雑種第一代(F₁)マウスを得た。
② F₁マウス同士を交配して雑種第二代(F₂)マウスを得た。
平成29年度 第102回 過去問(2017年度)
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(10)抗体A及び酵素標識抗体Bを用いる酵素免疫測定法(ELISA,enzyme-linked immunosorbent assay)による生体由来タンパク質Xの定量キットの説明書に、以下のような測定原理を表す模式図があった。この図に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
平成28年度 第101回 過去問(2016年度)
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(11)免疫系における胸腺の役割に関する記述のうち、正しいのはどれか。<u>2つ</u>選べ。
平成29年度 第102回 過去問(2017年度)
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(12)ヒト細胞における既知遺伝子の発現を PCR(polymerase chain reaction)法により検出するために以下の実験を行った。実験方法と考察に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
【実験】 ヒト細胞から抽出したRNAを用いて、逆転写反応により相補的 DNA(cDNA)を合成した。このcDNAを鋳型として、既知遺伝子の部分的塩基配列を増幅する特異的なセンスプライマー及びアンチセンスプライマーを用いて、定法に従い24、26、29及び33サイクルでのPCR法を行った。得られた増幅 DNA断片を DNA検出試薬を含むアガロースゲル電気泳動法にて分離し、図のような結果(レーン1〜4)を得た。なお、レーン番号の順序は、サイクル数の順序とは一致しない。また、各サイクルでの DNA増幅率はほぼ100%であり、上記サイクル数の間では、DNAは指数関数的に増幅された。
平成28年度 第101回 過去問(2016年度)
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(13)マウスのある細胞において、タンパク質(ア)及び(イ)の産生は転写因子Xにより調節されている。両タンパク質の産生に対するその転写因子の機能を明らかにするため、以下の siRNA(低分子干渉 RNA)導入実験を行った。実験方法、原理と考察に関する記述のうち、適切なのはどれか。<u>2つ</u>選べ。
【実験】 転写因子Xに対する siRNAを導入しない細胞A及び導入した細胞Bを 24時間培養した。その後、細胞を破壊し、全タンパク質を回収して、それぞれ試料A及びBとした。同一タンパク質量の試料A及びBを用いて SDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動を行い、分離されたゲル中のタンパク質をニトロセルロース膜に転写した。次に、そのニトロセルロース膜においてタンパク質(ア)及び(イ)に対する特異的抗体を用いた抗原抗体反応を行った。その結果、図のようにそれぞれのタンパク質に特異的なバンド(黒色)を検出した。なお、実験に用いた siRNAは特異的に転写因子Xの mRNAをノックダウンすること、そのノックダウン効果は培養 24時間の時点で最大となること、さらにタンパク質(ア)及び(イ)のニトロセルロース膜への転写効率に差がないことを確認している。
平成29年度 第102回 過去問(2017年度)
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(14)下図は真核細胞における二本鎖DNAの複製過程を模式的に表したものである。二方向に複製が進行する際に、不連続なDNA鎖(岡崎フラグメント)の形成を介して複製されている部分の組合せとして正しいのはどれか。1つ選べ。
平成28年度 第101回 過去問(2016年度)
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(15)真核細胞における mRNAからタンパク質への翻訳過程に関する記述について、<u>誤っている</u>のはどれか。1つ選べ。
平成29年度 第102回 過去問(2017年度)
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(16)以下は、コレステロール量の調節に関する説明文である。これに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
ヒト体内のコレステロールは、食事によって補給されるとともに、体内でも生合成される。また、細胞内のコレステロール量は一定量に保とうとする仕組みによって厳密に調節されている。なお、3-ヒドロキシ-3-メチルグルタリル CoA還元酵素(HMG-CoA reductase)はコレステロール生合成反応の律速酵素である。
平成28年度 第101回 過去問(2016年度)
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(17)ピリミジンヌクレオチドの代謝に関する記述のうち、正しいのはどれか。<u>2つ</u>選べ。
平成29年度 第102回 過去問(2017年度)
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(18)下図は、ペントースリン酸回路(一部)の概略を示している。これに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。なお、○Pはリン酸基を表す。
平成28年度 第101回 過去問(2016年度)
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(19)下図は、ヒトの尿素回路(オルニチン回路)の概略を示している。以下の記述のうち、正しいのはどれか。<u>2つ</u>選べ。
平成29年度 第102回 過去問(2017年度)
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(20)酵素反応に関する説明を読んで以下の問に答えよ。
酵素の速度論的特性を解析するため、ミカエリス・メンテン(Michaelis-Menten)式より導かれる下記のラインウィーバー・バーク(Lineweaver-Burk)式から、図1が作成され汎用されている。
なお、vは反応初速度、K<sub>m</sub>はミカエリス定数、V<sub>max</sub>は最大速度(反応初速度 vの最大値)、[S]は基質Sの濃度を表す。
平成28年度 第101回 過去問(2016年度)
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(21)ヒトの体内で働くタンパク質分解酵素(プロテアーゼ)に関する記述のうち、正しいのはどれか。<u>2つ</u>選べ。
平成29年度 第102回 過去問(2017年度)
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(22)下図はヒトの排卵周期を示している。以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、男性においてホルモンAは精巣でのテストステロン合成を促進する。
平成28年度 第101回 過去問(2016年度)
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(23)下図は自律神経系(交感神経系、副交感神経系)の遠心路の模式図である。以下の記述のうち、正しいのはどれか。<u>2つ</u>選べ。ただし、図中の神経系A、神経系B、神経系Cは交感神経系あるいは副交感神経系のいずれかを示す。
平成29年度 第102回 過去問(2017年度)
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(24)下図に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
平成28年度 第101回 過去問(2016年度)
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(25)下図は心臓の洞房結節の活動電位波形である。これに関する記述のうち、正しいのはどれか。<u>2つ</u>選べ。
平成29年度 第102回 過去問(2017年度)
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(26)初回の免疫により最も早期に分泌される抗体のクラスはどれか。1つ選べ。
平成29年度 第102回 過去問(2017年度)
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(27)貪食能を有し、単球に由来する細胞はどれか。1つ選べ。
平成28年度 第101回 過去問(2016年度)
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(28)真菌に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
平成29年度 第102回 過去問(2017年度)
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(29)DNAウイルスはどれか。1つ選べ。
平成28年度 第101回 過去問(2016年度)
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(30)真核細胞での mRNAのプロセシングによる成熟過程において、イントロンの除去に関わるのはどれか。1つ選べ。
平成29年度 第102回 過去問(2017年度)
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(31)翻訳過程において、リボソームへアミノ酸を運ぶ役割を担うRNAはどれか。1つ選べ。
平成28年度 第101回 過去問(2016年度)
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(32)ω6系列(n-6系列)の脂肪酸はどれか。1つ選べ。
平成29年度 第102回 過去問(2017年度)
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(33)下図のアミノ酸のうち、脱炭酸反応によりヒスタミンを生じるのはどれか。1つ選べ。
平成28年度 第101回 過去問(2016年度)
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(34)下図はヒトの消化器系の模式図である。1〜5のうち、直腸はどれか。1つ選べ。
平成29年度 第102回 過去問(2017年度)
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(35)下図はヒトの眼球断面の模式図である。1〜5のうち水晶体はどれか。1つ選べ。
平成28年度 第101回 過去問(2016年度)